書籍詳細

「南京事件」の探究

副題 :その実像をもとめて
シリーズ名 :文春新書
著者 :北村 稔
訳者 :
出版社 :文藝春秋
定価 :\680+税
ISBN :9784166602070/4166602071
分類 :教養(新書・文庫)
発売日 :2001年11月20日
判型 :新書判

1937(昭和12)年12月、中国の南京に入城した日本軍は、以降3カ月にわたる軍事占領の間に、死者最大30万に及ぶ組織的大虐殺を行ったとして、戦後、軍事法廷で断罪された。この「南京事件」は、中国侵略の象徴として、六十余年を過ぎたいまも、日本に“反省”を迫る切り札となっている。他方で、虐殺はデッチあげ説、数万人説もあり、それぞれの「歴史認識」と相まって、激しい論争が続いている。本書は虐殺の有無を性急に論ずるのではなく、大虐殺があったという「認識」がどのように出現したかを、厳密な史料批判と「常識」による論理で跡づけた労作である。
序論(「南京事件」とは何か;「南京事件」の今日的問題性 ほか);第1部 国民党国際宣伝処と戦時対外戦略(マンチェスター・ガーディアン特派員Timperleyの謎;国民党国際宣伝処の成立 ほか);第2部 「南京事件」判決の構造とその問題点(「南京事件」判決の成立;戦時対外宣伝には登場しない南京での「大虐殺」報道 ほか);第3部 証拠史料をめぐる諸問題(日本語訳された英文資料;英文資料作成の背景 ほか);第4部 「三十万人大虐殺説」の成立(死者の数量について;『スマイス』報告の徹底的検証 ほか)

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