捨て犬である柴犬の未来は、子犬のころに受けた虐待が原因で後ろ足に障がいを負っていた。それを見た人々は未来を「かわいそう」と言ったが、15年経った今も明るく元気に生きる未来に対して、もう誰も「かわいそう」とは言わなくなっていた。
体と心の傷というハンディキャップに負けず、上手く付き合い続けた未来の15年間を振り返ったノンフィクション作品です。
幸せとはなにか。明確な答えを出すことが難しいテーマに対して、この本に記されている未来の生き様からはひとつのヒントを受け取ることができます。
つらい過去は変えられなくても、これからの未来は自分で変えられること。幸せかどうかは他人に決められるものではなく自分の心持ち次第であること。未来の生き方を通して、自分の生き方を改めて見つめなおすきっかけになるかもしれません。
夏休みに向けてお子さまにはもちろん、大人の方にもおすすめしたい１冊です。

(イオンモール浦和美園店　スタッフ)

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