昭和プロレスファンにとって、週刊プロレス、週刊ゴング、週刊ファイトなど、毎週日を心待ちにしていた頃が本当に懐かしく思います。現在発売されている雑誌で昭和プロレスが特集され、心から楽しめるのはGスピリッツのみとなったような気がします。今回紹介するこちら「Gスピリッツ選集」は過去に掲載、特集された貴重な証言をテーマ別に再編集された1冊です。第一巻はやはり新日本プロレス。表紙が猪木と坂口の黄金コンビで「昭和・新日本篇」と題して、現在のMMAの原点である猪木対ルスカ、猪木対アリを筆頭とした『格闘技世界一決定戦』はもちろんのこと、ライバル団体全日本プロレスとの企業戦争、そして絶対的なエースだった“燃える闘魂”アントニオ猪木の思い出などをレスラー、フロント、マスコミが濃密に回顧。貴重な写真も満載、加筆されているので、雑誌を継続して購入されていた方も満足できると思います。個人的にはやはり「仕掛人」と言われた新間寿氏や大塚直樹氏のインタビューが興味深いですね。

(なんばCITY店　根津)

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