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JR九州 特急列車の行き違いで・・正面衝突!回避2015.05.23

鉄道ブログをご覧の皆様
既にテレビのニュースご承知と思いますが
5月22日午後0時20分ごろ
佐賀県白石町JR九州 長崎線 肥前竜王駅にて
上り特急かもめ20号が停車中の線路に
下り特急19号が進入
運転士が緊急ブレーキをかけて停止した
列車同士の距離は約90メートルで
正面衝突の可能性があったという
2本の特急列車の乗客・乗員に約230名にけがはなかった
との報道がありました

運行システムを世界一の精度と思っていたTJは
日本にこんな初歩的なミス
それも重大なミスが起きてしまうのか
実際ビックリしています

記事を見ていると
運転士と運行指令室との間で
連絡・意志の疎通が不足していたことが原因

実際は、すれ違いは別の駅で行うことになっており
かもめ19号が肥前竜王駅手前をお走行中に
運転士が異音を感じて
約10分停車して点検後出発したところ
本来は2番線に入るはずなのに
1番線に進入し
既に特急かもめ20号が停車しており
あわてて緊急ブレーキをかけて
事なきを得た訳です

自動列車停止装置ATSは
異音で停車した場所より手前にあったため
作動せず
不測の事態は回避できたものの
点検確認という基本の基本不足が
今回の原因と思うと
多くの作業が機械化されていても
最後は人間の手によることが多い訳です

付近は単線 10分停車したため
本来すれ違う列車を10分待たせるわけにいかず
指令室が別の駅でのすれ違いを決めました
人間の判断によるわけですね

人間は間違えを起こす生き物です
いかにその間違いを起こさないように
対応するか
いかに想定して練習を重ねるか
システム、オペレーションを改良していくか
安全対策に終了はありません

 

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