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TJライナー お勧めの 鉄道本②2012.03.25

今回は、鉄旅をお休みし
鉄道書籍の紹介を致します♪
販売しているスタッフも読んでますよ!!

今回ご紹介の書籍は
「鉄道技術者 白井昭
パノラマカーから大井川鉄道SL保存へ」
高瀬文人著
平凡社刊
1,785円(税込)

現在も静岡県金谷に在住の 白井昭さんの半世記です。
しかし、その中身を読み進めて行くと
いかにこの白井さんが鉄道界に大きな事柄を
刻み続けていた方かよく分かります

戦後入社した愛知電気鉄道にて新車の開発に携わり
大衆冷房車5,500系を登場させ
前面展望車の7,000系においては構想の段階から主導し
パノラマカーを完成させました。
支線へのパノラマカーの乗り入れも
乗客増加の為と支線からもパノラマカーが
名古屋を目指しました。

パノラマカーはあくまで大衆車
乗車券だけで乗車できる普通車の考えで作られ
名鉄の名車のみならず 日本の鉄道車輌傑作の1台と言えるでしょう
名鉄はパノラマカーを初め転換シートの冷房車を豊橋⇔岐阜に大量投入して
特急を増発し、国鉄の乗客を奪っていきました。

しかし時代は流れ国鉄がJRになり
逆にステンレスの311・313系を大量増備
国鉄時代の電車を押しのけスピードアップを行ったところ
JRが優勢に変化しています。
それから大井川鉄道に移られてからの話をしなければ・・・
しかし、井川線の存続のはなしやSLの本線での保存運行について
書いてしまったらスペースが足りません
井川線のアプト式鉄道建設、C11入線など大井川鉄道のはなし
オリンピック前の東京モノレール建設も白井さんが係っていたそうで

鉄道書のみならずビジネス書としての読み応えもありです。
でひご一読ください。

 

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