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TJライナーの「サロベツ」「オホーツク」が危ない!2016.05.15

北海道新幹線開通のお祭り気分の時に
冷や水をかけるような記事を発見しました

北海道新聞より JR北海道が
札幌~稚内間の特急「サロベツ」(1日1往復3両編成)
札幌~網走間の特急「オホーツク」(1日4往復4両編成)について
来春のダイヤ改正で運行形態を見直す方針を固めたと報道

使用している車両キハ183系の老朽化が進む一方で
経営難で代替車両の確保が難しく
沿線への配慮から全面的な廃止は避け
区間の短縮や減便を検討している模様です

常識的に考えて「サロベツ」の区間短縮
「オホーツク」の減便という形でしょうか

「サロベツ」「オホーツク」は
国鉄時代に開発されたディーゼル車183系を使用
現在JR北海道はこの形式を90両保有しています
最近は老朽化で車両故障が目立つようになり
修理・点検のコストがかさんできました
このため30年を越えた初期の車両34両を
今年度と来年度にて廃車することを決めました

JR北海道は「183系」の代替えとして
「261系」を導入する計画ですが
経営が苦しい為、廃車する183系と同数の261系を
購入することが難しく
運行形態の見直しを検討する必要に迫られた模様

普通列車減便のキハ40系老朽化による廃車と
全く同じ構図になっています
沿線人口が希薄な北海道です
乗客増加による収入のアップは期待できないだけに
この現実が非常につらいですね

 

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