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TJライナーの中京ローカル私鉄乗りつぶしの旅 樽見鉄道編2013.06.08

大垣駅から出ているローカル線
旧国鉄樽見線 大垣⇔美濃神海間を引き継いで開業
既に建設中だった 美濃神海⇔樽見間を1989年開業し今に至る
樽見鉄道に乗車します。

TJライナーは国鉄樽見線時代に美濃神海まで乗車しましたので
約30年ぶりの乗車となります。
宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」に影響を受け
ローカル線乗車に長い休みになると出かけていた
高校時代以来の訪問です
その時は東海地区の国鉄ローカル線
岡崎線・武豊線・美濃赤坂線そして樽見線の乗車のため
東京から日帰りでやって来たと思います

大垣駅の名古屋方面行きホーム岐阜側に切れ込みがあり
樽見鉄道のレールバスは発着します。
当時は国鉄一般型のキハ48とキハ20の3両編成だったと思いますが
現在はだいぶ小ぶりな1両 単行運転です

つり革につかまる乗客もおり
ロングシートの座席はほぼ埋まっています
なかなかの乗車率です
高校生がまだ帰りでない時間帯なのか
やはり年配の方が目に付きます

国鉄がJRに転換する以前に
廃止を勧告された樽見線でしたが
沿線に大規模なセメント工場があり
その貨物輸送が大きなウエートを占めていたため
第三セクターの樽見鉄道が設立された際も
会社の株主もセメント輸送がメインと思われる
西濃鉄道と工場主住友大阪セメントが
70%を越える株をもつ形でスタートしました

しかしこのセメント輸送が2005年度末で
トラック輸送に転換
樽見鉄道の経営状態は厳しくなっていきます
沿線自治体から支援を受けやって来ましたが
最終赤字が続き支援ストップも協議されましたが
2012年・2013年2年連続単年で黒字決算を発表
経常赤字も縮小しており現在も支援が継続されています
「薬膳列車」や「しし鍋列車」などイベント列車を運行したり
沿線にできたショッピングセンター「モレラ岐阜」の横に
駅を開設したりと増収策も打っている樽見鉄道です。

神海までは比較的開けた場所
遠くに山々を望み
畑の中を走行していきます
しかし神海からは景色が一変し
山に分け入ります
いままでカーブが多くなるだけ
トンネルや橋脚を避けて地形に合わせて
線路を引いていたものが
基本的にまっすぐに進み
山が迫ればトンネルで進み
川があれば鉄橋で越えていく
新幹線の考え方で建設された樽見まで
厳しい地形の渓谷を
透き通った水が流れて
まさしく樽見渓谷鉄道です
ぜひトロッコ列車を夏の期間だけでも
運行できたら目玉になりそうですよ

終点樽見駅は駅前に信金があり役場がありと
街の中心地と思いますが・・・人の気配がありません
折り返しのレールバスの乗客は
TJライナーのみ運転士さんと2人だけ
20分間くらいTJライナーだけのために
車内放送をしてくれました

ちょうど中間点くらいの駅で
高校生がホームにいっぱい
こいつら全員乗れるのかと思うくらいの人数でしたが
ガラガラのレールバスが全員を乗せて出発
大垣到着の際には相当の人数が乗っていましたね

樽見鉄道樽見線 大垣⇔樽見間 34.5km 乗車しました。

 

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