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TJライナーの四国ローカル私鉄乗りつぶしの旅 高松琴平電気鉄道編2014.01.04

鉄道ブログをご覧いただいている皆様
新年明けましておめでとうございます
どうぞ今年も旭屋書店なんばCITY店鉄道ブログをご贔屓にお願いいたします
また鉄道コーナーへの来店をお待ちしております

今年の第1弾は昨年最終回瀬戸大橋線にて四国上陸の続編
香川高松に3路線を運行する「高松琴平電気鉄道」

高松駅にて下車、高層ホテルの横を歩き
高松城址の石垣の横にある高松築港駅に向かいます

高松琴平電気鉄道は
太平洋戦争中の昭和18年に
陸上交通事業調整法に基づいて高松市周辺の鉄道事業者が合併して
設立された鉄道会社です
北陸鉄道や三重交通、大分交通などと同じ成り立ちです。
讃岐電鉄・琴平電鉄・高松電気軌道が合併し
それぞれ志度線・琴平線・長尾線
ですから現在の3路線は全て別々の会社によって開通したわけです

琴平線 高松築港 ⇔ 琴電琴平 32.9km 21駅
長尾線 瓦町 ⇔ 長尾 14.6km 16駅
志度線 瓦町 ⇔ 琴電志度 12.5km 16駅

線路幅は四国で唯一の新幹線や阪急と同じ 1435mmで
全て直流電化されています。
運転間隔は昼間でも長尾・志度線は20分間隔
琴平線は途中駅止まり合わせて15分間隔
琴平まででも30分間隔で電車が運行されています

現在運行されている車両は他の鉄道から譲渡されたもの
志度線は名古屋市営地下鉄の車両で運行されて
長尾線にも市営地下鉄の小型車両が配備されています

いかにも郊外鉄道らしい琴平線
この線は東京の私鉄からの車両が配置されています
京王電鉄の名車 5000系
それから京浜急行の3種類
快特600系、地下鉄乗り入れ万能車両 1000系、各駅停車用4扉 700系
以上の3種類はもう京急線からは引退しており
600系は正面の湘南型2枚窓から大きく変化し
車内もロングシートに変更となっています

1000系、700系は塗装が違う以外
車体自体は変わっておらず
車内の化粧版のスカイブルーが妙になつかしい感じで
四国で京急車両に対面とは・・
編成は2両が基本でラッシュ時間は2+2の4両編成で対応

「ことでん」はレトロ電車保存で有名ですが
ぜひ京急クラッシックフェスタと銘打って
赤の車体に白い帯を復活してもらえたらと思います
首都圏から撮り鉄が殺到すること間違いなし!

最大12両編成の京急1000系が
四国讃岐平野を2両で走る姿は
充分絵になる光景です

それと今回非常に気になったこと
ICカード「イルカ」の普及にビックリしました
お年寄りも普段どおりに
機械にタッチしており定着ぶりが確認できました
実は関西圏よりもICカード率が高いかもしれませんね

ことでんはワンマン運転を行なっていません
その代わりに駅の無人化をすすめました

コトデンそごうの話をしなければ・・・
ことでんは一度事実上倒産してしまった会社です
瓦町の再開発で駅ビルを建設
百貨店を「そごう」と提携してオープンさせます
しかし「そごう」破綻その影響を受けて閉店となり
コトデンそごうへの債務保証の問題で
高松琴平電鉄は経営不振に陥り民事再生法適用を申請し
事実上倒産してしまいます
経営陣は一掃され香川日産や食品メーカー「加と吉」などの支援を受け
2006年再生計画が終了しました
ICカードイルカの導入、車両の更新、駅の改装、ことでんバスとの連携強化など
サービス向上の施策をおこなって
乗客からの信頼も戻って来ているようですね

本日 高松琴平電気鉄道 志度線・長尾線・琴平線 すべてに乗車しました。

今年もTJライナーの担当曜日だけ
ブログの内容が異なりますが
どうぞご容赦ください

 

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