ＪＲ北海道が特に利用者の少ない3線区を廃止
バス転換する方向で沿線自治体と協議する方針と
複数のメディアが報じました

またＪＲ北海道の線区廃止の話です
3線区は以下の通り
・根室本線　富良野～新得（営業係数　1430円、輸送密度152人）
・留萌本線　深川～留萌（営業係数　1316円、輸送密度　183人）
・札沼線　北海道医療大学～新十津川（営業係数　輸送密度　79人）

営業係数とは
100円の営業収入を得るために必要な営業経費
輸送密度とは
1kmあたりの1日平均輸送人数

ＪＲ北海道は輸送密度が500人級である場合
燃料費、乗務員経費など直接必要な経費がまかなえない
今回上がった3線区は200人を下回る線区ばかり

ここ最近でも
江差線が廃止になり
留萌本線の増毛～留萌間がこの12月に廃止
石勝線（夕張支線）新夕張～夕張　廃止の提案に地元が承諾
この後も続きそうです

今回廃止が提案された線区は映画やドラマで登場した駅が
多数含まれています
まず根室本線の富良野～新得間にある「布部駅」
倉本聡さん脚本「北の国から」の田中邦衛さん演じる黒板五郎と
純と蛍が降り立った駅　昭和56年放映
駅前に「北の国此処に始まる」と書かれた木製の看板があります

同じく富良野～新得間の「幾寅駅」
浅田次郎さん原作　映画「鉄道員ぽっぽや」1999年公開の
廃止を控えた幌舞線の終点幌舞駅として登場
高倉健さんが駅長として出演されていました

また留萌本線の深川～留萌間の「恵比島駅」は
ＮＨＫ連続テレビ小説「すずらん」1999年放映で使用されました
本来の駅舎とは別にドラマ用のセットとしてつくられた
「明日萌駅」も保存されています

実際にはどうなるんでしょうか？
根室本線はみなさん乗車はお早目に！ですね