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TJライナーのおススメ書籍 JTBキャンブックス 415系物語2015.08.01

JTBのビジュアルガイドシリーズ CanBooks
刊行当初は芸術・古寺ガイドなど新潮社のとんぼの本
河出書房新社のランプの本と同類のシリーズで
時刻表を出しているJTBだから
乗り物のカテゴリーの中に飛行機そして鉄道がラインナップ

時は流れてこのキャンブックス
ほとんどが鉄道関連の内容ばかりとなり
最近刊行されているものも もちろん鉄道
車両、路線、歴史と鉄道の分野の中を
深く深く勢力を広げています

宮脇俊三さんの廃線探訪シリーズがきっかけで
一大ブームになったり
鉄道書籍の中で確固たる地位を築いたキャンブックス

新刊 「415系物語」の紹介です
103系物語・485系物語など形式シリーズで
北海道近郊型 711系物語に次ぎ
表紙にも記されているように
近郊型交直流電車の完成版
直流・交流周波数50ヘルツ・60ヘルツと
電化された架線の張ってある線は全て走行可能な車両

電気機関車ではEF81 特急電車なら485系
常磐線・水戸線の東日本エリアと
鹿児島本線・日豊本線の九州エリアで増備が続き
最終500番台はステンレスの車体で登場
国鉄が分割されそれぞれJR東日本、JR九州に引き継がれましたが

その後新車の増備はなく
常磐線は3ドアでなく4ドアの新車が
JR九州は転換クロスシートの811系がつくられて
どんどん415系の数は少なくなってきています

JR東日本からJR九州に売却なんてこともありましたが
JR九州も811のあと813そして815系が登場
めっきり415系の影がうすくなってきました
常磐線にいたっては東京に乗り入れなくなって
もう数年が経ちます

交流電化計画と交流電車試作、交直流電車泰明期
401系・421系の誕生
そして415系への増備
つくば万博の乗客輸送のための大増備
そして廃車がはじまり現在に至ります

関西の方々にはあまり交直流近郊電車自体
なじみがないかもしれませんが
113系、115系、そして415系
このキャンブックス近郊電車シリーズをぜひ揃えてください

関西に近い交流区間では近郊型はなかったですから
419系 寝台特急を改造した車両が登場しましたけどね

書名  415系物語
著者  福原俊一
出版社 JTBパブリッシング
価格  本体1900円 

 

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