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TJライナーの関西私鉄乗りつぶしの旅 近畿日本鉄道最終回2013.04.07

JR各社を除いて日本で一番長い営業距離を誇る
近畿日本鉄道“近 鉄”
最後の線区は三重県の鈴鹿線

鈴鹿線には申し訳ありませんが
もう少し風情のあるところ
吉野線とか志摩線が最後なら
はるばる来たなって思うし
達成感があったと思うのですが

目だった観光地があるわけでもなく
平田町周辺の工場への通勤路線
ガラガラのローカル線でもなく
1時間に2本の運転間隔で
ワンマンカー3両編成が行ったり来たり

以前は近鉄名古屋から直通の急行が乗り入れていたり
ワンマン運転前の1998年までは1時間に1本
四日市まで各駅停車が運転されていたそうです。

近鉄八尾からいつものように
榛原行き区間準急に乗り
河内国分で名張行き急行へ
終点名張にて伊勢中川行き各駅停車に接続

しかしまたここで贅沢をして
鳥羽行き特急に乗り伊勢中川へ
中川で名古屋行き特急に乗り換えて白子で下車
白子から急行名古屋行きに乗り一つ目
伊勢若松に到着です。
八尾からここまで来るのに4回乗り換え
5本の列車に乗っております

鈴鹿線は1925年12月に伊勢鉄道神戸線として伊勢神戸まで開業
何度かの合併・名称変更を繰り返し
1944年6月近畿日本鉄道神戸線に
1963年4月平田町まで開通し線名を鈴鹿線に変更

以前は名古屋線同様 JRの在来線と同様に1067mmでしたが
1959年11月名古屋線が大阪線との直通の為 1435mmの標準軌へ変更
同様に標準軌に変更になっています。

今日は鈴鹿線だけでは寂しいにで
伊勢鉄道にも乗車

国鉄が民営化される際に
ローカル線の廃止が打ち出され
その候補になった国鉄伊勢線
紀勢本線方面の短絡線として建設されたものの
廃止の予定線に入れられてしまいます

実際沿線にはあまり人は住んでおらず
伊勢線だけでは乗車人数をクリアできません
あくまでその先に行く人のための新線ですから

現在も特急南紀や快速みえもこの路線を通ります
今日はその快速みえ名古屋行きで四日市まで参ります。
新しく建設された線区なので
きついカーブもなくあまりアップダウンもありません
複線分の用地が確保された単線区間を
カミンズ社製エンジンのキハ75は快調に走り抜けます
広々とした水田地帯を高架でまっすぐ進み
鈴鹿サーキットの横を通り
鈴鹿川の鉄橋を渡ると左から関西本線が近寄ってきて
工場街・コンビナートの中を通り
緑色のタンク車が並ぶヤードを過ぎると四日市に到着です

伊勢鉄道内の一般車両は
現在大型18mのステンレスカー4両で運転
最高速度は100kmの性能があります。
開業当時のレールバスとは中身が違います。
ここで走っていた車両そのレールバスは
今なんと海を渡りミャンマーで活躍しております。

実はこの伊勢鉄道
赤字経営が多い第三セクター鉄道のなかにあって
黒字経営を続けている優等生ですからね。

今日の〆
伊勢鉄道 伊勢線 河原田⇔津 22.3km
近畿日本鉄道 鈴鹿線 伊勢若松⇔平田町 8.2km
2線区に乗車しました。

これで近畿日本鉄道(ケーブルカーは除く)全路線に乗車しました。
あっさり終わっちゃったなーというのが今の心境です。
しかし“名鉄”名古屋東海地方にいくのは遠いですからね
もちろんお金も掛かりますし・・・

先は長くなりそうです。

 

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