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日本扇の謎

著者:有栖川有栖

税込価格 :1,540円

ISBN:9784065364215

発売日:2024年8月

今週のおすすめ本

20年以上前、「新本格」と呼ばれるミステリのブームがありました。綾辻行人の「十角館の殺人」から始まり、京極夏彦や、
森博嗣をはじめとするメフィスト賞出身者など多くの作家が生まれ、私は当時そういったミステリ小説ばかり読んでいたものでした。
現在でも前記の「十角館の殺人」が実写化するなど、その人気は今も続いています。
そんな「新本格」を代表する作家の一人が有栖川有栖です。同氏は大きく分けて2つのシリーズをもっており、
いずれもワトソン役は作家と同じ名前の「有栖川有栖」で、このアリスの大学生時代を舞台とした「江神二郎シリーズ」と、
推理作家になった後が舞台の「火村英生シリーズ」です。
この「日本扇の謎」は、「火村英生シリーズ」の最新作。特に今回のように国名を冠したものは「国名シリーズ」と呼ばれています。
探偵役は社会学の准教授で「臨床犯罪学者」の火村英生、作家の有栖川有栖を相棒に「フィールドワーク」として実際の事件現場に立ち向かいます。
火村シリーズは基本的にどの作品から読んでも問題ないので、初めての方もぜひ本作から読んでみてください。
そして面白かったら、国名シリーズ1作目の「ロシア紅茶の謎」から読んでみることをおすすめします。

(イオンモール奈良登美ヶ丘店 スタッフ)

 

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