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さよなら私のクラマー (全14巻)
著者:新川直司
税込価格 :528円(全14巻 6,996円)
ISBN:9784063925395
発売日:2016年8月17日
『四月は君の嘘』の新川直司作品。テレビ化、映画化と話題で映像の続きも楽しみのところです。「さよなら私のクラマー 」のクラマーは1964年東京五輪でサッカー日本代表の指導者を努め、「日本サッカーの父」と呼ばれるドイツ人のデットマール・クラマー氏のことを意味しています。「さよなら私のクラマー 」は、女子サッカー界を描いた漫画で、男子監督目線と、女子サッカー経験者の目線で書かれています。もともとは戦術に優れた深津監督。蕨青南高校卒業生で元日本代表の能見奈緒子コーチ。さらに、独特な新入部員として男子とサッカーやってきて、巧みなボールコントロールと相手が強いと実力を発揮する恩田 希。圧倒的なスプリントの周防 すみれ。全中3位のチームを支えた曽志崎 緑。高飛車なお嬢様キャラの白鳥 綾。彼女らが、サッカー部に入部して、弱小チームがどんどん勝ち進むところや、躍動感あるプレーにはわくわくします。メインキャラたちのトラウマを克服する過程も面白いです。それを感じさせるのは、『四月は君の嘘』でも感じた詩のような言葉の言い回しで状況を説明するところがすごいのだと思います。監督が挫折した心をとりもどしていくところや、監督のそっけないけどやさしい言葉の数々 もお薦めです。アニメの続きも含め、最初から読んでみませんか。
(池袋店 スタッフ)