2020年は、これまで当たり前だった生活が一気に様変わりしました。
マスクを着用し、こまめな手洗いと消毒、密を避け、ソーシャルディスタンスを取る等々。その中で営業時間の短縮や臨時休業があり、リモートワークも一気に浸透しました。働くということについて考えさせられることも多く、また色んな選択肢が生まれたことも2020年の特徴ではないでしょうか。
本作は、かつてベストセラーになった『13歳のハローワーク』の現代版とも言える内容で、子供向けに作られたものではありますが、その内容はとても深く大人でも気になる内容がたくさん詰まっています。
例えば、そもそも「仕事」とは何なのか、「働く」とは何のためなのか、働くことと幸せに生きることはどういった関係があるのか。もし誰かに質問されたら答えに窮するか上手く説明できないことばかりです。当たり前に会社に通って働いているものの、改めて考えてみることでこれまで見えなかった価値に気付けるかもしれません。新型ウィルスとの闘いは残念ながらまだまだ出口が見えない状況ですが、困難な中でもどうしたら幸せに生きるか働くかを考え、最善を尽くすことはできます。是非本書でそのベースとなる部分を考えてみてはいかがでしょうか。

(本部　正藤ひろみ)

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