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ぼくのサビンカ
著者:ラデック・マリー/文 出久根育/絵・訳
税込価格 :1,540円
ISBN:9784893097200
発売日:2023年6月7日
「おはよう」から「おやすみ」まで、愛猫サビンカとの穏やかで愛おしい時間を、少年が読む人に語りかけるチェコ発の素敵な絵本。
クレヨンと水彩の淡くて繊細なタッチで描かれる少年とサビンカのいちにちは、見ているだけでとても心が癒されます。実際に猫を飼っている人、もしくは猫を飼ったことがある人はつい「あ、わかる~!」と頷いてしまうような”猫あるある”描写がたくさんあります。
また、この絵本の語り手である少年は、絵本の読者に向けて「きみの おきにいりはなに?」「きみが なにかをこわしちゃったら どうする?」など、たくさん問いかけます。読み聞かせたり、親子で一緒に読んだりして、まさに大人も子供も楽しめる絵本です。
そして、この絵本の中でのびのびと描かれている猫の「サビンカ」の名前の由来は、なんとこの絵本の絵を手掛ける出久根育さんが実際に飼われている愛猫の名前なんだとか…!なるほど、作者の方も猫が大好きだからこそ描ける作品なのですね。
ちなみに、私のお気に入りのページは最後のサビンカの…いや、これは実際に読んでからのお楽しみですね(笑)。
お店で見つけたら是非、お手に取って少年とサビンカに癒されてみてください。
(イオンモール浦和美園店 児童書担当S)