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屍鬼1~5

著者:小野不由美

税込価格 :880円

ISBN:1巻 9784101240237

発売日:1巻 2002年2月1日

夏におススメのホラー小説

ホラー、というよりはミステリー、サスペンスに近いのかもしれませんが…。
夏にじっくり読むホラーといえば、小野不由美さん。単行本でさえ上下巻、これが文庫になると全5巻という大ボリューム。夏休みに持ってこいの小説です。
著者がスティーヴン・キングの『呪われた町』からインスピレーションを得て書き上げた作品。人口1300人の小さな集落が舞台。小さな集落ならではの人間関係、伝染する恐怖。じわじわという怖さが続いたあとに、最終章に一気に畳みかける感じがなんとも言えない。結局一番猟奇的で怖いのは、正義感から怒りから、悪と決めたものを徹底的に排除する人間なのかもしれない、と考えさせられるクライマックスのグロテスクな描写は読後もしばらく胸に残ります。
『封神演義』で知られる、藤崎竜先生の手によってコミカライズもされ、アニメ化もされました。
コミカライズは原作小説とはまた少し違った展開になっているのですが、こちらも面白く、小説はちょっと長すぎて…という方にはそちらもおすすめです。

(本部 山口)

 

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