おすすめ書籍
木曜日にはココアを
著者:青山美智子
税込価格 :704円
ISBN:9784800297129
発売日:2019年8月6日
『お探し物は図書館まで』や『赤と青とエスキース』など、本屋大賞でよくノミネートされている青山美智子さんの作品です。
ある小さな喫茶店「マーブル・カフェ」から繋がる12編の短編集で、様々な人々の物語を描いた温かいストーリー。
がっつり読書したい!ハラハラドキドキしたい!という訳ではないけど、何か手軽に物語を読みたいな~という方にぴったりの1冊です。
出てくる人物自体には全く繋がりがないのですが、何かしらの形で登場し、思わぬところで誰かの心を温めたり、ある出来事のきっかけを生んだり…と
様々な人生が絡み合って生まれるドラマがとても面白いです。「あ、この話がここで繋がったのか!」というわくわくも。
私はシリアスなものを読むと引き摺られてメンタルが落ち込む時があるのですが、青山さんの描く物語はどれも温かくほっこりした気持ちになれるので大好きです。
日々忙殺されている方には、それこそ喫茶店で一息つくような読後感を得られるはず。
こちらを読んだ方は、続編の『月曜日の抹茶カフェ』(ISBN:9784299044099)も今年6月に文庫化しましたので、是非続けて読むことをオススメします!
(本部 中竹)