おすすめ書籍
赤毛のアン
著者:モンゴメリ/〔著〕 村岡花子/訳
税込価格 :825円
ISBN:9784102113417
発売日:2008年2月23日
もうすぐ春ですね。春は、進学や就職などで環境が変わることが多い季節です。この季節にこそおすすめしたい本が「赤毛のアン」です。
主人公アンは桜やライラックの花が咲き乱れる6月(小説の舞台、カナダでは春)に孤児院からやってきます。恵まれない環境で育ち、孤児院から引き取られたあともうまくいくことばかりではないけれど、アンは持ち前の想像力で乗り切ってゆきます。アンはちょっと笑ってしまうくらいの超絶ロマンチストで、自分が子供のころもアンのような空想をしていたなあ・・・なんて考えながら読むのも楽しいです。また、アンの育ての親マリラも、口では厳しいことを言いながらユーモアのある人間で、読んでてにやりとしてしまう場面がちらほら。
この本の最後の章にこんな言葉があります。「曲り角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。それにはまた、それのすてきによいところがあると思うわ。」
春からの生活に不安を抱いている方や、人生が思い通りゆかず悩んでいる方も、アンの姿にはきっとはげまされ、心が明るくなるのではないでしょうか。
(船橋店 スタッフ)