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◇女子も鉄道◇2012.11.14

こんにちは

大阪は昨日雨が降ってその後一気に寒くなりました。
秋を飛び越して冬?
気が付けば駅まで続く道路沿いの木々も黄色く色付いて道端には落ち葉が。
風に舞う木の葉を見ているとそれだけで寒さを感じます。
 
さて、先日駅で電車を待っている時に熱心に電車の写真を撮っておられる女性を
見かけました。
“女子鉄”という言葉もあるように女性の鉄道ファンもいることは知っていましたが
実際に見かけたのは初めてだったのでちょっと新鮮でした♪
ちなみにその女性が写真を撮っていた電車は私が見る限り普通の電車。
もしかすると素人の私には分からない何かがあるのかも・・・気になってしばらく電車を
眺めてたのですがやっぱり分かりませんでした。。。

その女性を見て先日買った本を思い出しました。
矢野直美さんというフォトライターの女性が書いた「鉄子の旅写真日記」です。
矢野さんは旅をしながら自ら写真を撮って文章を書かれます。
また、鉄道好きということから「鉄子」という愛称で呼ばれているそうです。

この「鉄子の旅写真日記」はいっぱい鉄道が出てくるのかなぁと思っていたのですが
いかにも鉄道ではなく、「旅」の要素が高い本でした。
もちろん鉄道は出てきますが「旅好き」な人が読んだら楽しめるだろうなと思います。
矢野さんは北海道在住だそうですが旅は東北~中部~近畿~四国~九州~沖縄と
全国に及びます(北海道にいるのは1年のうちどれくらいなんでしょうか・・・)。

「旅写真日記」なので写真はもちろんたくさん、文章もたくさん。
私のお気に入りは第8章の東北旅日記です。
松尾芭蕉の「奥の細道」を辿る旅が出てくるのですが矢野さんは歩いて旅した松尾芭蕉に
恐縮しながらもレンタサイクルで平泉周辺を周っちゃうのです。
私が平泉に行った時はちゃんと歩きましたよ!
たぶん松尾芭蕉には遠く及ばない距離だったでしょうけど。
でも矢野さんも書かれていますが松尾芭蕉の時代の旅は大変だったでしょうね。
以前「天地明察」という映画を見た時にも思ったのですが鉄道の無い時代、
舗装も整備もされていない道を歩いて旅をする、本当に昔の人は偉かったと思います。

現代では列車や飛行機に乗って快適に旅をすることが出来ますよね。
飛行機はともかく、鉄道で旅をする時には風景を見ながら遠く昔の旅人に
思いを馳せるのもいいのではないでしょうか。
そして私たちを運んでくれる鉄道に感謝を。。。

 

矢野直美の 晴れ、ときどき たび日記http://yano.oline.jp/

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