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◇現実逃避??◇2012.10.31

こんにちは

明日から11月です。
2012年もあと2ヶ月。今年は閏年なので366日。1日お得な(?)2012年。
残り2ヶ月、笑って1年終われるようにいろいろ頑張ろうと思っております。いろいろ。。。

さて、最近家の本棚を見ればいつの間にか鉄道関係の本が一角を占めています。
初めはブログを書くために読んでいたのですが最近はブログと関係なく気に入ったものを
買って読んでいます。
とは言っても深~い鉄道の世界ではなく軽~いものばかりですが。。。

そして今回ご紹介するのはいちばん最近本棚に仲間入りした1冊です。
この本、9月に発売されたのですがいろんな本屋さんでよく見かけるのです。
それもたくさん置かれているわけではなく1冊だけ棚に差されているお店が
ほとんどです。
その1冊にこんなにあちこちで出会うとはこれはもう買わないといけないみたいで
先日とうとう購入しました!

 「ひとり、ふらっと鉄道」 大野雅人著 イースト・プレス ¥1,050(税込)

帯に“「なんだか疲れたな」と感じたら”とあるのですがこの本はほんと疲れてる人向けじゃないかと
思える構成です。
ページをめくると目次があって5つのテーマごとにそこに紹介されている路線が書かれているのですが
その5つのテーマが面白いんです。
「歴史に会いたい」はともかく、「ひとりになりたい」・「深呼吸したい」・「元気になりたい」、そして極めつけが「みんな忘れたい」・・・
「みんな忘れたい」、、人生そんな時もありますよね。

「みんな忘れたい」の中には唯一外国の鉄道、韓国「KORAIL東海南部線」が紹介されています。 
そりゃあ韓国までビュン!と行って異国の電車に揺られて美味しいものいっぱい食べたら
みんな忘れられるかも知れませんね~

ぱらぱらページをめくって読んでいると一見旅のガイドブックのようでいて(だって食べ物の紹介がいっぱい!)
でも鉄道の魅力もちゃんと紹介されていて「旅」ってどこか目的地があってそこへ行くことが
旅だと思っていたけれど乗ったことのない電車に乗りに行くのもひとつの「旅」だなぁと
思いました。
ちょっと日常を離れてみるって大事なことかも知れません。
明日からまたがんばろうって思えるために♪
(自分に言い聞かせているような・・・)

この本、もちろん写真もたくさん載っているのですがその写真のところに電車がしゃべっている風にコメントが書かれていてちょっと笑えます。

松本清張の「砂の器」に登場する蒲田電車区、
この本の著者は物語と同じ時間にその現場を見たいと思い立ち、真夜中の蒲田電車区を
訪れるのですがもちろんそこにはパトカーもなければ刑事もおらず・・・
ずらっと並ぶE233系京浜東北線電車。
その電車たちの顔のすぐ上に添えられているひと言が
「だいじょうぶ 殺人事件は 起きていません!」・・・
あぁ、よかったよかった。。。

 

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