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寝台特急のラストRUN!東北のブルートレインの終焉2013.11.16

先ごろ2014年3月のダイヤ改正にて
東京と奥羽本線経由にて東北地方を結ぶ列車
秋田、大館、弘前など日本海側の都市を通って青森まで
「寝台特急あけぼの」の引退が発表されました

JR東日本の話によりますと
利用客の落ち込みと
車両の老朽化のためとしています
これにより都市間輸送としての寝台特急は
すべて廃止となります

寝台特急の車両
九州方面にデビューした走るホテル20系
青い車体カラーよりブルートレインと呼ばれ
東京から九州、中国、紀伊
大阪から九州へ
そして上野から東北地方へ

車両も20系より
14系、24系そして24系25型
この車両TJライナーが高校時代に新車だった車両
なので30年は経っている客車なんです

新幹線が鹿児島中央から新青森まで
最低2回の乗換が必要ですが
単純に計算しても鹿児島から青森まで
最短で12時間で行けてしまいます

寝台特急「富士」は
東京⇔西鹿児島間を まる1日掛けて走破していました
新幹線が博多まで延びたぐらいが
分岐点だったのでしょうか
以前は鉄道に乗るしか方法がなかった移動が
長距離は飛行機が劇的に運賃が安くなり
色々な運賃形態で正規料金を払っている方は
乗客の半分もいるのでしょうか
その上を行くLCC 格安航空会社の登場
全国をくまなく伸びる高速道路網
その道路を走る長距離バス

早く到着するには
とにかく安く移動するには・・・
条件に合わせて色々な選択枠がいまはあります
寝台特急といえば時間は早くない・金額は安くない
もう特色を持っていない輸送手段となってしまったわけです

最後の生き残り策のヒントが
上野⇔札幌間の「寝台特急北斗星」
移動そのものが目的という列車です
その人気の高さから
「トワイライトエキスプレス」「カシオペア」
そしてJR九州が集大成として世に送りだした
「ななつ星」破格な料金にもかかわらず
先まで予約がいっぱいとか・・・

「ななつ星」に刺激されてJR東日本も
「クルーズトレイン」の企画を発表
JR各社もプライドのぶつかり合いで列車が進化すれば
鉄道ファンとしては嬉しいかぎりですよ

嬉しい話は長くは続かないですね
北海道新幹線の函館開業時にどうなるのか噂になっていました
本州と北海道を結ぶ寝台特急の去就は
先ごろ2015年に廃止の見通しとの新聞記事が出ていました

寝台特急のフィナーレが目の前に迫ってきた感じがします

 

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