鉄道ブログ詳細

TJライナーのおススメ本2015.07.04

今日は ほんとうに久々の書籍紹介
江ノ電の前社長さんが書かれたものを取り上げました

書名  江ノ電 10kmの奇蹟 人々はなぜ引きつけられるのか?
著者  江ノ島電鉄㈱前社長 深谷研二
出版社 東洋経済新報社
価格  本体1,500円

全線わずか10kmに
年間乗客1700万人超!
かつての廃線の危機を乗り越え
ローカル鉄道の雄として異彩を放つ背景には
効率化・収益重視の風潮に流されない
「昭和の鉄道屋の心」や
「変わらないこと」を大事にする戦略があった!
以上が本の帯に書いてあった内容です

前社長の深谷さん
鉄道一家に育ち
お父さんが国鉄勤務
お兄さんが東京メトロの前身「帝都高速度交通営団」
営団地下鉄に入社
本人は小田急電鉄に入社に
土木、保線を振り出しに建設に移り
運転車両部長に登りつめ
関連会社 箱根登山鉄道の社長に出向
そして江ノ島電鉄の社長に就任

一番印象に残ったこと
社長自らが10kmの営業区間を歩いて
施設の点検を行っているということ
江ノ電の10kmの区間は
トンネルあり鉄橋あり
建物の間を進み
道路の真ん中を走ったり
海沿いを走り
路面電車のような急カーブがあり
様々な環境の中を走っています

鎌倉、江ノ島という超メジャーな観光地の足として
堅実に会社を運営されてきた深谷さんのような方が
会社のトップにいれば社員の方々も働きやすかったでしょう

ドラマ「俺たちの朝」を見て江ノ電に乗り
極楽寺に行った人達はTJを含め相当な人数がいたはずです
実際乗ってみて江ノ電のファンになってしまった人は
絶対多かったはず
1度乗ってみたらまた来たくなるはず
やっぱり鎌倉高校前の海沿いは格別です

すいませんTJの江ノ電話になってしまいましたが
この本を読んでいただいたら
鉄道としてというよりも
企業の存在意義を思い知る
そんなビジネス書としても充分な内容でした

7月のTJライナー イチオシ書籍です

 

アーカイブ

一覧へ