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TJライナーのオススメ書籍 「鉄道黄金時代1970‘s」日経BP社2014.12.28

TJは ただただ羨ましいです
鉄道が交通の中心であり続けた1970年代
東海道新幹線が岡山まで開通し
蒸気機関車が廃止され
新しいモノと古いものとが同居していた時代に
日本国中を乗りまわっていた著者の二村高史さんが

北海道の大地に張り巡らされた
開拓の為の鉄道網
TJライナーが北海道入りした時は
青函連絡船はまだ現役でしたが
路線網はもう既に末端はなく背骨だけ 
羽幌線も湧網線も瀬棚線も
愛国から幸福への広尾線も過去のものに

埼玉人のTJですが関東地方の
筑波鉄道も上武鉄道、日立電鉄も乗れませんでした
上野駅でも特急つばさはすでに485系になっており
都電も荒川線以外乗った記憶がありません
ただ南千住の車庫は地下鉄日比谷線の車内から眺めていましたね

この書籍を読んでいて悔しいことばかりかと言えば
そうでもありません
東武熊谷線に乗ったなぁとか
国鉄身延線・飯田線の旧型国電乗りに行ったなとか
北九州の炭鉱鉄道は入り組んでいたなぁとか
鉄道に乗りに行った高校時代を思い出して
その時代の鉄道は元気だったなぁと思ったり

今の鉄道ファンの学生さんは国鉄時代を知らない
特急が全国を縦横無尽に走っていたことを知らない
東北本線の普通列車が客車で手動ドアだったことをしらない
いつの時代でも、あと少し早く生まれていればと
学生さんは思っていると思います

TJだって寝台特急「富士」に
20系ではありませんが24系25型の
西鹿児島⇒東京を乗り通せたし
国鉄の72系電車にも乗ってます
そう 二村さんが乗ることが出来なかった
鹿児島交通南薩線 伊集院⇒枕崎に乗ってます

でもはるかに多い鉄道に乗り損ねています
高度成長の時代を人・モノの流通を担った鉄道
移動手段のトップに上りつめる時代はもう来ないでしょう

写真に写りこんでいる建物
人達を見ているだけで70年代に戻れます
写真集としてもおススメの1冊です

写真は 野上鉄道と有田鉄道を載せてみました

書名:鉄道黄金時代1970‘sディスカバージャパンメモリーズ
著者:二村 高史
出版社:日経BP社
価格:本体 1,800円

 

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