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TJライナーの北陸ローカル私鉄の旅 えちぜん鉄道勝山永平寺線編2013.09.21

前回のJR越美北線九頭竜湖駅からの戻り
同じルートを戻るのも芸がない
越前大野駅で下車し
なんと!タクシーでえちぜん鉄道越前勝山駅に向かいます
青春18きっぷで特急に乗れない
ある意味貧乏旅行なのにタクシーを使うとは・・・

実際思ったよりも運賃がいってしまい
少々凹みぎみのTJではありますが
新しい線区に乗車します

ブログをご覧の皆様 大変申し訳ございません
この“えちぜん鉄道”さくらライナーさんと
被ってしまいまして9月のはじめに登場しております
知らないふりをしてお読みください

もと京福電気鉄道越前本線
現在はその運営を引き継いだ
えちぜん鉄道越前永平寺線に乗ります
1974年まで勝山から先 大野まで路線は延びていましたが
廃止になっております
京福電鉄と言えば 嵐山を走る“らんでん”も京福電鉄で
京都と福井で鉄道事業を行なっていた会社

1990年後半に京福電鉄は勝山⇔永平寺口及び永平寺線の廃止を表明
地元自治体は存続を希望し
活性化協議会を立ち上げて今後の対策を講じていこうとする矢先
2000年12月と2001年6月に列車同士の衝突事故が発生
国土交通省より全線に運行停止命令が出され
列車の運行が出来なくなりました
京福電鉄は停止による収支悪化により
鉄道事業の継続が困難と判断し廃止届を提出するに至ります

地元自治体は協議の結果、バス転換は道路事情を考え無理であるとし
第三セクターによる鉄道存続を決断
鉄道運営会社 えちぜん鉄道を設立 
京福電鉄より鉄道事業を譲り受けました
なお永平寺線については収支の好転は難しいとし
廃止となっております

このえちぜん鉄道になった時から
アテンダントが列車に乗務するようになります
車掌ではありません
実際にえちぜん鉄道ではドアの開閉は運転士が行なっており
ある意味ワンマン運転を行なっております
ではアテンダントは何をするために乗車しているのか?
乗車券を販売・回収
観光や接続列車などのアナウンスなど
接客サービスを行なっているのです
アテンダントを乗務させてからは各駅での自動券売機を廃止し
お客様の把握に努めるため駅の窓口か
電車内のアテンダントから直接販売、手渡しの形を取っています

このアテンダント テレビや雑誌に紹介され
追っかけがいるほどの人気に
列車の乗客数も増加したそうです
合理化の真逆の発想がお客様を呼び込んだんですね
詳しい内容は「ローカル線ガール」メディアファクトリー刊に
仕事の内容や取り組み、えちぜん鉄道としての再生など
細かく綴られていますのでぜひご一読を

現在の車両は愛知環状鉄道から譲り受けた6000系が主力
塗装も大規模に変化、再生えちぜん鉄道にはもってこいです
非常にお似合いだなと思います
今後は、もとJR東海119系を譲り受けた7000系を増備の予定だとか
京福時代からのジェットカーも近い将来廃車の運命です
しかし車両の更新や施設の改修が行なわれることは
当然の事ですし 改善されるんですから いいことですよね
“えちぜん鉄道はこの先を目指している会社”

今回は三国芦原線に踏み込めませんでしたが
福井鉄道と共にまたの機会といたします

本日 えちぜん鉄道勝山永平寺線
   福井 ⇔ 越前勝山 27.8kmに乗車しました

また北陸トンネルを通って大阪に帰ります

 

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