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TJライナーの名古屋鉄道乗りつぶしの旅⑨ 広見線編2013.12.14

前回 小牧線・広見線編と記しながら
小牧線で終わってしまい申し分けありません
今回は広見線に乗車、終点の御嵩駅まで参ります

広見線、ひろみせんと読みます
愛知県の犬山から県境を跨ぎ岐阜県可児郡御嵩町を結ぶ
名古屋鉄道の路線で
“ひろみ”という線名は可児市になる前の可児郡広見町に因んだ名前

この広見線 総延長距離は 22.3km で途中新可児駅を境に
運行系統を分けており
犬山⇔新可児間は主要幹線 新可児駅から犬山駅を経由して
犬山線に乗り入れ中部国際空港行きなど名古屋方面に直通
なんと空港特急ミュースカイも乗り入れています
線内は各駅停車のみで犬山線に乗り入れる際に
準急に化けたりしています

新可児⇔御嵩間は以前乗車した蒲郡線に用いる
6000系のワンマン運転改造の2両編成が行ったり来たりしています。
2008年6月までは犬山・名古屋方面に直通運転していましたし
昭和の時代には特急列車も走っていました
今では駅に「乗って残そう広見線」の赤いのぼりがはためく
ローカル線に
学校の遠足は広見線を使い
実績乗車のため乗車している人もいるでしょう
今回TJライナーも乗客数にカウントさせていただきました

新可児駅には改札を入って御嵩方面の1番線に入るために
もうひとつ改札があります
この新可児以外は御嵩駅まで無人駅
乗客はほとんどの方が新可児以遠まで行くという考え方で
明智⇔御嵩間の乗り降りは ほとんどないと判断しているのでしょう
新可児駅の中改札はデイズニーランドのゲート・出入り口みたいなモンですね

ロードサイドの大きなホームセンターやスーパーマーケットの風景が
徐々に姿を消し住宅がチラホラ旧伏見口 明智に到着
新可児以遠で唯一の交換可能駅で
もちろん単線となっています。ちなみに犬山⇔新可児は複線
この明智駅からは八百津線が2001年まで運行されていました
乗客減少に為とコスト削減のため
三河線と同様に架線が張ってあるにも係らず
レールバスを導入していました
最終的には架線をはずして完全な非電化路線に
しかしそれでも持ちこたえることができず
廃止になってしまいました

名古屋から幹線の犬山線
犬山から中堅路線の広見線
そしてローカル線の御嵩まで
以前の国鉄の路線網のようです
よく名古屋鉄道や東武鉄道はミニ国鉄と言われます

特急が走り、通勤通学の方を朝夕長い8両や10両で運ぶ本線
都市と都市を運ぶ中堅路線
そしてその中堅路線からちょこっと出る盲腸線
国鉄同様に廃止になってしまいましたね
名鉄の美濃町線や八百津線、東武矢板線・熊谷線
もともと人があまり住んでいないところに敷かれた路線

舗装道路がつくられ自家用車を購入されたら
もう勝負がついてしまいます
列車・鉄道は運行時間に縛られますが
自動車なら自分主導で行動できます

田畑が広がり、山が迫って来ました
終着 御嵩はここでおしまいの行き止まり駅
やはり30分に1本の電車では
一回、車の生活を送ったおとなは
電車に戻るのは厳しいですよね
乗客といえば学生とお年寄り
全国どこでも同じ光景です

 

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