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TJライナーの名古屋鉄道乗りつぶしの旅 瀬戸線編2013.06.29

猿投駅から戻り三河線豊田市駅で下車
元そごうデパートだっただろう松坂屋の横を
連絡デッキで通り徒歩5分
愛知環状鉄道の新豊田駅に到着します

元国鉄岡多線として建設
岡崎⇔新豊田が開業し
その先も瀬戸線として鉄道建設公団により
建設が進められていました

しかし当時の国鉄の累積赤字がニッチもサッチも行かなくなり
赤字路線の廃止が打ち出され
廃止規準が設けられて
日本全国のローカル線が
バス路線に転換・第三セクターによる鉄道続行と
方向転換を余儀なくされていきます

岡多線はどうしたか?
愛知環状鉄道として会社を設立
建設区間も引き継いで開業させて
岡崎⇔高蔵寺間を運行しています
また高蔵寺方面からJR中央線経由で
名古屋まで直通運転を行なっており
JR東海の211系が乗り入れています

今愛知環状鉄道“アイカン”は20分に1本の間隔で
列車を運行 2両編成および4両編成のステンレスカーが走り
中京圏の近郊区間で
まったくローカル線の匂いがしません

ところが沿線風景は緑のアップダウンの多い
山林地帯が多く自然が残された区間ばかりです
新たに大学が誘致され
なんといっても愛知万国博開催が
沿線が会場で来場者の輸送を担ったことから
沿線がドンドン開けていった感じです

しかし乗車した車両には乗客は2人のみ
大学下車駅まで厳しい状況が続きます
外の風景と列車内の様子は
まさしくローカル線そのものでした

新瀬戸駅で下車
名鉄瀬戸線の尾張瀬戸に向かいます
瀬戸線は名古屋中心部 栄町⇔尾張瀬戸間 20.6kmの電化路線で
瀬戸電気鉄道が名古屋鉄道と合併
他の名鉄路線と一切接続しない独立路線

栄町には地下で乗り入れるため
地下鉄同様の不燃化対策の車両が持ちいれられています
現在の瀬戸線は2008年から増備の続く
ステンレスカー4000系は主力車種に成長し
スカーレットの車体6000系が少なくなって来ました

現在瀬戸線は急行・準急・各駅停車の
3種類で運行していますが
途中駅に列車を退避させるところがなく
始発から終点まで急行でも1本の各駅停車を抜くことないとのことで
駅に止まらないだけですから
来た電車に乗ることが最短の乗車時間というわけです
全線で急行は各停と10分の違いしかないです

調べれば分ることですが
TJはわざわざ各停を見送り
急行に乗り込んだというのに・・・
この瀬戸線かっとんで走る区間は都心側の一部しかなく
カーブが多いまた連続しているためスピードは出ません

お堀を走っていた瀬戸電
ちっちゃな車体で走っていた区間に
普通の名鉄車両が走っているので無理な話です
最高時速は 85km
ちなみに名鉄本線の最高時速は 120kmですよ
快速特急やミュースカイはかっとんでますが
瀬戸線の急行は急いでいない偽り急行です 

都心部の大曽根と栄町の間は名古屋市営地下鉄と競合します
独自で市街地に乗り入れたい名鉄は
現在の市営鶴舞線の区間 八事⇔赤池間
所有していた免許を名古屋市に譲渡
独自に大曽根から栄まで念願の乗り入れを果たした訳です
市営地下鉄は 栄 ですが 名鉄は 栄町(さかえまち)
1978年昭和53年に開通したんですね

たしかに乗ってみてカーブの多さと列車の遅さが
とても気になったTJライナーでした
本日 名古屋鉄道瀬戸線 栄町⇔尾張瀬戸間 20.6km
乗車しました
まだまだ 名鉄編は終わりませんよ

 

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