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TJライナーの関西鉄道乗りつぶしの旅 南海最終回2012.09.09

高野線特急こうや号で極楽橋まで
高野山駅までのケーブルカーを乗ってきた勢いで
最後を攻めてきます!

南海電気鉄道㈱最後の路線は
和歌山市駅⇔和歌山港駅間 2.8km 和歌山港線
南海は四国に渡る航路を持っており
関西⇔徳島のフェリーを運航しています
現在深夜便も含め8往復
このフェリーの時間に合わせて
特急サザンが乗り入れてきます

そのため列車運行のない時間帯もあり
乗るには少々難儀な路線ではあります。

今日は夕方の列車に乗るべく
なんばから特急サザンで出かけます。
もう何回も降りている和歌山市駅で降りずに
そのまま乗車、1分停車で発車です。

出発してしばらく徐行
運河を渡りヨットハーバーの横を進みます
臨港線の雰囲気で大きな船が停泊
倉庫が並ぶなか荷物運搬の引込み線の様相です

最後高架線を登り大きな運河を渡ると
和歌山港駅終点です。

改札を出ると右側に
南海フェリーの乗船場まで繋がる
立派な連絡通路が延びており
四国に渡る乗船客オンリーの線区でした。

2005年までは途中に3駅あったのですが
乗降客も1日100人以下の無人駅であったため
地元の足を止めて廃止にし
フェリー連絡に特化したダイヤになっています。

しかし寂しい最後でした。
全くのローカル線ではありません
駅前の道路にはトラックが列をなしており
建物も周辺には多く立ち並んでおり

言ってしまえば駅周辺は
南海電車に関係なく発展しており
本四連絡橋完成後のフェリーの衰退が
和歌山港線の影の薄さの原因であります

南海フェリーの運命が
和歌山港線の運命を決定してしまう訳です
南海多奈川線の淡路島連絡同様
以前は大阪から四国にわたる表玄関として
多くのお客様が和歌山港駅まで乗ってきて
連絡橋を渡っていたんでしょうが
今は想像も出来ません
ホーム・建物とも昭和の時代で止まったままになっています

本日にてTJライナーは
南海本線
高野線(汐見橋線を含む)
高師浜線
多奈川線
加太線
高野山ケーブルカー
そして和歌山港線
現在営業している 南海電気鉄道㈱の路線を
すべてに乗車しました。

 

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