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TJライナーのおススメ 鉄道書籍「鈍行最終気まぐれ列車」種村直樹2015.03.02

種村直樹さんの書籍を始めて手にしたのは
確か中学1年くらい
日本交通公社発行「地下鉄のはなし」?だったと思います
地下鉄開業50周年を記念して出版されたと思いますが
ちょうど宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」が出版された頃かと

宮脇俊三さんが「鉄道文学の創始者」
種村直樹さんは「鉄道ルポライターの創始者」だと思います
種村さん自ら“レールウェイライター”と名乗っていましたね

種村さんは大学を卒業後毎日新聞に入社
記者として活躍、国鉄担当の後に
ライターとして独立されました
JR東海の要職を歴任された須田さんも
記者会見にて種村さんからの質問には緊張したと仰っているとおり
奥の深い質問をされて
真剣勝負だったと仰っています

前置きが長くなりました
紹介します書籍は

「鈍行最終 気まぐれ列車」種村直樹 実業之日本社 本体1,800円

日本全国を端から端まで 稚内から枕崎まで
抹消血管のようなローカル線も全国に伸びていました
まだ蒸気機関車が現役で走っていた時代から
急行列車から特急に主力が移り
今新幹線が鉄道輸送の中心になりましたが

種村さんは各駅停車、鈍行列車をこよなく愛し
地元の方の足として走る 鈍行にあえて乗車し
地元の人との交流を楽しまれていました
そんな 時代のセレクションがこちらの作品

長距離を走る鈍行がこんなに走っていたのか
と驚く大学生諸君!
生まれた時から東北新幹線が開通しており
特急ひばりが上野・仙台間を
1時間に1本走っていたことを知らないみなさん

この種村さんの書籍は非常に興味深いものに
思えるでしょう
TJライナーを含め50年代の方々
懐かしいの一言でしょうね

 

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