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TJライナーのなんで?電線の下でディーゼルカー2016.07.16

北陸新幹線が金沢まで延伸開業した2015年3月より
在来線がJRから分離されましたが
その際、新潟県エリアの在来線を引き継いだ
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいラインを走るのは
なんと!ディーゼルカー

JR北陸本線の直江津~市振間はもちろん電化されており
特急白鳥は485系交直流特急電車が
トワイライトエキスプレスを引っ張るのは交直流電気機関車EF81
もちろん普通列車も電車が運行されていましたが
なんで?この区間にディーゼルカーを用いるのか

その答えが交直流電車にあります
この区間には直流電化区間と交流電化区間があり
糸魚川付近にテッドセクションが存在します
両方を通して運行するには交直流電車が必要です
交流・直流両方の装置を装備しなければならず
最低でも2両編成になってしまいます
2両でなんと!3億4千万円
またこの区間の乗客数は
朝夕のラッシュ時間帯は2両編成が必要ですが
昼間は1両、単行で十分な輸送量なんです
ディーゼルカーなら1両で走ることが出来ます
なんと1両 1億3千万円で電車よりもお得です

そのような区間に高額な電車を投入するわけにはいきません!
ディーゼルカーは軽油を用いてエンジンで走行
車両価格も手ごろで線路が有れば走って行けます!

架線があるのにディーゼルカーを運行しているところ
九州新幹線が開業後の鹿児島本線を引き継いだ
肥薩おれんじ鉄道もコストを考えてディーゼルが走っていますね
京都丹後鉄道の宮福線もそうですよ
特急はしだては287系直流電車
各駅停車はディーゼルカーを使用しています

 

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