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TJライナーの関西私鉄ガイド 多彩な南海通勤型車両2012.09.02

以前、南海の特急電車を紹介したので
今日は通勤電車編です。

南海といえば在阪私鉄の中で
早い時期からステンレス車両を
取り入れたこと
現在も高野線の主力として
現役の6000系

第一次ステンレスカー世代の
東急7,000系・京王3000系と共に
日本のステンレス車両の礎を築いた車両であり

今現在の日本全国 北はJR北海道のスーパーかむいから
南はJR九州ソニックまで
特急専用車から
もちろん通勤電車まで
シルバー勢力が増加していったのは
第一次ステンレス世代の頑張りによるところが
非常に大きいです

しかし東急7,000系も京王3000系も
元気に走ってはいるのですが
第二の生活 地方の私鉄を舞台に走っています

東急7,000系は青森 弘南電鉄・福島交通・北陸鉄道・大阪 水間鉄道など
京王3000系は群馬 上毛電鉄・松本電鉄・静岡 岳南鉄道・愛媛 伊予鉄道など
大人気で全国の鉄道に活動の場を求めていきました

南海6000系だけは、第一線で頑張っています
今の薄っぺらいステンレス板の軽量ステンレスカーと比べ
無骨といいますか
いい味を出しています
通勤電車の扉が片開きというのも今となっては
大変めずらしいかもしれません

高野線に6000系が登場した時期に
南海本線に登場した7000系は
なんと普通鋼、ステンレスとはなりませんでした

6000系は帝国車両に発注
7,000系は近畿車輛に発注と1社に一括せず
分散させて発注するのも南海の特色でした。

高野線に続々ステンレスカーを増備していっても
南海本線は普通鋼を増備
ちなみに南海本線用ステンレスカー9000系が入線したのは
なんと昭和60年になってから
6000系は昭和36年ですから
20年以上導入が遅かったということです

それ以降の車両はすべてステンレス製
南海本線でもシルバーの車体が目立ってきました
特急サザン専用車もステンレス車両が登場しましたしね。

 

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