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伊賀の国から、サザエでございます!2012.02.06



どうもはじめまして、児童書・学参担当、サザエでございます。
えー、なぜ今回、畑違いのわたくしが登場したかと申しますと、正月に里帰りをした際、思い出の電車に乗り込み、意気揚々と写真なんぞを撮ってまいりまして。大胆にも、それをブログに載せてくれと自慢したところ、それなら文章も書かんかいと関西人スタッフから優しいお言葉をいただきましたので、こうして頭をかかえながらキーボードと格闘しておるわけでございます。
不慣れなわたくしではございますが、しばらくお付き合い下さいませ。
わたくしの里、伊賀の国では、忍者列車が走っております。
あの銀河鉄道999を描かれた方がデザインされたそうで。なんせ忍者のまちですので、とても気合いが入っているんですね。
今も昔も二両編成のこの列車、昼間や休日はじつにゆったりと、楽しげに走行していらっしゃいます。
わたくしがこの忍者列車に出会ったのは高校生時代。
ピンクやブルーのハデハデな電車に乗り込むのは恥ずかしゅうございました。
そして、なんといってもこの二両しかない電車。朝の通学時間はもう地獄そのものでした。
田舎にもかかわらず、朝の満員電車っぷりはまさに都市部と同等。
二両に、5校の高校生がぎゅうぎゅう詰めに乗り込むわけです。
さらには一時間に三本程しか運行しておらず。
もう、朝は必死でございました。
あんなにのどかな田んぼの中を駆け抜ける忍者列車の車内では、高校生の席取りはもちろんのこと、壮絶な吊革争いが繰り広げられるわけです。
田舎を走るため、揺れも半端なく、車内で立つ者にとっては、ポジショニングはとてつもなく重要なわけで。わたくし、いつも発車ギリギリに乗り込んでおりましたので、つかむ吊革は当然ながら残っておりません。そこにはもう、レディファーストなんて言葉は存在しておらず、吊革なしで耐え忍ぶ、長い長い約30分が待ち受けていました。
揺れ動く車内で、わたくし、健気にも、人様に迷惑をかけまいと力一杯踏ん張っていたんですね。それはもう、まさに気分はくの一。
よろめくことから始まる、色恋沙汰とも無縁だったあの頃。鼻をたらして、毎日勉強と部活に励んでいたなぁ。
と、妙にセンチメンタルになりながら、忍者列車を満喫いたしました。
ご興味のあるかたは、ぜひ三重県へ伊賀市へ。
わたくしの母校、上野高等学校は明治校舎という趣のある建物がございまして、伊賀城のふもとに鎮座しております。田楽味噌の美味しいお店や和菓子の美味なるお店なんかもありますので、行かれる際には、ぜひサザエこと、礒部を探しに当店までいらしてくださいませ。上野の巡りかた、伝授いたします。
それでは、これにて!ドロン!