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TJライナーの たまに乗り鉄 三岐鉄道三岐線2013.03.24

近畿日本鉄道もあと1線区
鈴鹿線に乗ってしまうと近鉄も終了

アーバンライナー名古屋行きに鶴橋で乗車
次の停車駅 津で鳥羽方面から来た特急に乗り換え
今日はその乗換駅 若松駅を通過し四日市で下車
名古屋行き急行に乗り換え近鉄富田駅で下車
三岐鉄道三岐線の乗車が今日の目的です。

一度改札に触れてピタパを精算
三岐鉄道の切符を購入します
しかし近鉄の自動券売機はあるが三岐はない
なんと窓口で硬券を手売りしていました。
まずビックリ!駅員さんが西藤原まで往復ですかと聞くので
ハイと答えると 全線フリー切符がありますよとの申し出
ではとフリー乗車券を購入
北勢線も乗れますよ!に二度ビックリでした。

ホームには“いかにも”ペンキ塗りたての元西武新101系が停車中
行き先方向幕がLED表示に改造されており
工場から出てきたばかりでしょうか

全線単線の電化路線で
今では珍しくなった貨物輸送がメインの鉄道です
終点2つ前の東藤原にあるセメント工場から関西本線富田までの
セメント輸送が本業で日中に多くの貨物列車が設定されています
途中駅も貨物列車を退避するため長い交換線が設けられています
ほとんどの駅で列車の交換が出来る配線です。

近鉄富田駅より5つ目 保々駅に隣接して車両工場と車両基地があり
電気機関車数両がたむろしております。
元東武鉄道・元秩父鉄道の機関車も確認できました。
工場を見ると新たに2両西武新101系が整備を受けていました。
401系と交換するのでしょうか?
西武鉄道での代替わりを三岐鉄道でもやっています

三岐鉄道は近江鉄道同様 西武電車コレクター
今運転されている旅客車両すべて もと西武鉄道で走っていたものです
401系・701系・新101系と関東の方には懐かしい車両かもしれませんね
以前には501系・451系・571系を所有していました。

車体の塗装も西武では黄色というよりレモン色
三岐は黄色に車体下側をオレンジ色で塗られて2色
でも西武の時の感じが良く出ています。
新101系であっても製造は昭和54年となっていましたので
相当なオールドルーキーですけれど・・・

保々駅から5つ目 丹生川駅で下車
ここには貨車博物館があるんです。
ただ開館日が限定されていて
本日は平日のためシャッターが下りています。
しかし外から蒸気機関車をはじめ有蓋者・無蓋車・タンク車
そして大物車が確認できます。

再び西藤原に向けて乗車し
広い構内をもつ伊勢治田駅を過ぎ
東藤原駅には太平洋セメントとプレートの付いた
ホッパー車が構内に停車
電気機関車が重連で待機しています

この駅から太平洋セメント藤原工場まで専用線が延びており
積み出し施設にホッパー車が押し込まれていました。

そして西藤原終点
列車はここまでです。
三岐の字の通り三重県から大垣、関が原 岐阜県を目指しましたが
途中で力尽きたといった感じです。

ちょっと前までセメント輸送の私鉄は結構ありました
東武鉄道、西武鉄道、秩父鉄道など営業の柱でしたが
すべて輸送を終了。三岐鉄道のみになってしまいました。
だから東武・秩父の電気機関車が譲渡されたんですね

貨物列車が走る線路はガッシリ太いものが敷かれ
カーブが少ない線区は乗り心地も上々
田んぼの風景、清流を渡り、山並みが近く連なる風景は
ローカル列車そのものです!
でも車両は大都会池袋を走っていた西武電車です

 

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