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TJライナーの今日おすすめ 鉄道書籍①2014.05.18

毎週日曜日は当分の間
TJライナーお勧めの日としまして
書籍・MOOK・おもちゃなど
TJライナーが気になったモノを紹介していきます

初めはやはり旭屋書店ということで「本」の紹介です

書名  昭和の車掌さん乗務録
著者  坂本 衛(さかもとまもる)
出版社 宝島社

すでに新刊紹介として“コバヤツ”さんが紹介してくれていますが
TJライナーも強烈にプッシュいたします。

昭和の車掌と銘打っている通り坂本さんの
国鉄入社後の主に普通車掌・専務車掌時代のお話がメインとなっています
昔、貨物列車の最後尾に車掌車・緩急車が連結されて
車掌さん1人で乗務していたんですよ
また蒸気機関車が客車を引っ張る時代は
扉も今のように自動で開閉するわけでもなく
自宅のドアのように引いたり押したりのドアでした
そんな時代のお話です

専務車掌時代、特急に乗務するようになり
大阪車掌区に所属していた坂本さん
北は寝台特急「日本海」特急「白鳥」にて青森まで
南は寝台特急「彗星」で宮崎県都城まで
線区ごとにいろいろなエピソードがあって
いまのJRなら考えられないような内容がいっぱい
ここにも古き良き時代“国鉄”“昭和”が散りばめられています
特急「雷鳥」がおもいでの列車と語られていますね

日本国有鉄道がJRになった昭和62年3月
坂本さんは国鉄の終焉と共に退職
在職33年と記されています
辞めたくて辞めた訳ではないと書いてある通り
国鉄からJRに移管した当時
ローカル線がバスや第三セクター鉄道に移管されたように
職員の方々も嫌な思いつらい思いをされた現実があって
JR各社があるんですね
坂本さんは鉄道模型が趣味で
この趣味が転職の道を開いてくれたようです
TJも昔、鉄道模型趣味にて「いなかの風景」のレイアウト制作か何かで
坂本さんの名前を見たことがあります
なんで覚えているか?「衛」という字を何て読むんだろうと
「さかもとえい」さん そんな訳はないんですが

雷鳥はサンダーバードに替り
そしてとうとう北陸新幹線が金沢までやってきます
雷鳥・白鳥・しらさぎ・加越などの特急が疾走した
北陸本線も終焉を迎えます
特急街道の時代をぜひこの書籍から感じ取ってください

 

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