鉄道ブログ詳細

TJライナーの名古屋鉄道乗りつぶしの旅⑥ 蒲郡線・西尾線2013.08.24

JR東海道線と同じく高架になっている名鉄蒲郡駅
時刻表を見ると昼間は30分に1本の割合
あと20分の待ち時間です
現在蒲郡線は終日、6000系のワンマン運転対応車が
蒲郡⇔吉良吉田を往復しており
吉良吉田にて線路がつながっている西尾線との直通運転は
現在行なっていないとのこと
しかし以前はその西尾線を経由して
名古屋方面に直通していたし
名車パノラマカー7000系が乗り入れておりました
現在は普通 各駅停車のみですが
特急・急行が運転されていたといいますから
現在の寂れっぷりからは想像できません

三河湾沿いに進む路線は
観光路線としてなりたっており
現在も愛知こどもの国がありますが
地域が観光地としての力をなくしていき

また蒲郡競艇場のメインアクセスだった名鉄の駅の横に
JRが駅を開設し利用客を相当奪われてしまいました

利用客の減少が運転本数の減少となり
直通列車の廃止・急行など優等列車の廃止で
さらに利用客に敬遠されてしまい
そもそもトヨタ自動車の居城の愛知県
車の普及率が低いわけも無く
JR移管後の豊橋⇔名古屋⇔大垣の中京近郊区間の
列車の本数の増加、新車の投入
そして新快速・快速などスピードアップにより
名古屋方面の長距離のお客様は
名鉄からJRへとシフトしていきます
関西の京阪神地区と様子は同じですね

2両編成の6000系ワンマンカーは
高架線を進みます
蒲郡競艇場前駅を過ぎると右隣のJR線は分かれていき
蒲郡線は単線で左に進みます
海の脇を走っていますが
ずっと眺められる区間は案外少ないんです
ほとんどの駅は前方の車両のみドアが開くシステムで
TJの乗っていた後部車両は三河鹿島駅まで
中学生の団体20人くらいが降りてしまったら
終点吉良吉田まで乗車していた人
たった5人
これでは名鉄も経営が立ち行かないと廃止を表明
地元の蒲郡市・西尾市・愛知県と話し合いを行なっており
今現在は赤字分の補填を地元自治体が行なって
運行しているとのことです
地元は公共交通機関の責任といいますが
利用してもらえないとなると厳しいですね
このような例は全国のローカル線によく見かける課題ですが
一度剥がしたレールはもう復活できない
代替バスになって乗客が増加することも無く
数年先にそのバスも廃止になってしまうなんてことも考えると
ハイ!わかりました!とすぐに表明できないでしょう

吉良吉田から先
名鉄三河線が碧南まで延びていましたが
2004年に廃止に
名鉄も経費節減策として
架線が張られていたにもかかわらず
ディーゼルカーを運行に切り替えました
ローカル線用に開発されたレールバスを導入
60分間隔で運行していましたが
力尽きた感じです

吉良吉田駅から別のホームへ
中間改札を通り西尾線乗り場に
すでに入線しており6500系急行佐屋行き
新安城から本線に入り名古屋に直通します
この6500系の椅子がくせもので
簡易クロスシートとでもいいますか
見た目路線バスの2人シートくらいの大きさで
もともと傾斜している椅子なので慣れないTJはなんとも気持ちが悪い
大人がふたり座るのは絶対狭いはずです
このバスシートはラッシュ時対策で導入したそうですが
あまりに中途半端なのでロングシートに替えられているようです

ところで佐屋ってどこ?
名古屋本線にそんな駅ないしな
犬山線にも見当たらないし
名鉄の路線図を調べていて見つけました!
名古屋を通り須ヶ口から津島線に入り
津島線から尾西線へはいり2つ目の駅
やはり名鉄は奥が深い!
支線から本線に入りまた支線

TJの名古屋鉄道詣ではまだまだ続きます

 

アーカイブ

一覧へ