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TJライナーの新お勧め鉄道書籍 ②2014.06.01

おすすめの日曜日
今日のお勧めは“書籍”で 鉄道書籍ではない?
一般の書店ではビジネス書に置いてある書籍
経営書だと思います
こんなことをしていたら会社はもたない・・・

書名 なぜ2人のトップは自死を選んだのか
   JR北海道、腐食の系譜
著者 吉野次郎
出版社 日経BP社

風光明媚な大自然の中を
振り子式ディーゼル特急が疾走、トロッコ列車が快走
JR北海道の案内本、車両集ではありません
この本の内容は、JR北海道が度重なる不祥事が続けて起こる
根っこの問題を検証している本であり
鉄道書のコーナーに置くべき本ではないのかもしれません

ただJR北海道という会社が風通しの良い会社になり
北海道に住まわれている方々の貴重な輸送手段“足”として
信頼を再び勝ち取るためにも現在の状況を
客観的に見ていかなければならないと思うからです

ディーゼル特急のエンジンから出火したため
同じ形式の車両は点検改修が終わるまで使用できないため
間引きのダイヤになる
高速走行を続けるとエンジンに負担がかかるため
最高時速を下げる
列車の本数が少なくなり、到着時間が遅くなる
この競争の時代 こんなことをやっていたらと一般の方も思うと思います

競争の時代だから儲かる部署に人材を投入し
売上を上げられない部署には人もモノも廻らなくなった
交換する枕木さえ回ってこないとの記述もありました
鉄道は利益最優先でいいのか?公共交通機関の責任とは

もともと未開の地を開拓するための物資を運ぶこと
石油の前のエネルギー 石炭の輸送
夕張や羽幌など閉山とともに町がなくなってしまう地区さえある
もともと人が住んでいなかったところに
まず鉄道を引いて開発していこう!という線に
人が乗っていないから廃止ね
と急に杓子定規に言われてもはなしが違うよと思う人も多いはずです

気象条件の厳しい北海道
鉄道は自動車に比べ格段に雪に強い乗り物です
簡単にバス転換にできない事情もあります
人が乗っていないで廃止なら
札幌近郊くらいしか残らないかもしれません
一民間企業に任せていい事業なのかを議論すべきだと

JR九州の豪華列車“ななつ星”
クルーズトレインをぜひ北海道で走らせてください
試しにカシオペアの編成を借りて
函館から長万部、小樽、札幌、トマム、美瑛、富良野
旭川、網走、斜里、釧路なんて回ったら
良いものはイイ!
価値のあるモノには高額な価格でも支払う人は多くいるはずです

JR各社と比較することはありません!
北海道に受け入れられる会社になることです

そんなことを考えながら読んでおりました

JR東日本が人と技術でサポートしていくようです
北海道は高速バスより列車で移動しましょう!と是非と言いたい!!
価格も居住性も今までの概念をぶっ潰してイチから作りなおしていけば
信頼の鉄道 北海道旅客鉄道の姿がうかんでくるはずですよね

四季の移り変わりの激しさは北海道が一番
ぜひ新千歳空港からレンタカーに乗らないで
JRにご乗車願います!!

 

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