前回大阪モノレールの延伸計画についてお話しましたが
日本初の本格的モノレール路線
東京モノレールにも延伸計画が発表されました
昭和39年開業　東海道新幹線同様
今年で開業50周年を迎えます

羽田空港と都心を結ぶアクセスとして
東京オリンピック開催に合わせて開業されました
途中に駅を設けず
浜松町から羽田空港までノンストップで結んでいました

以前は飛行機の乗ることは一般的ではなく
航空運賃も非常に高額で
気軽に乗りこなすことが出来なかった時代
羽田空港自体を利用する人も増えていかず
モノレールの乗客も増えていきません

時は流れて航空運賃が新幹線よりも安く乗れる時代が到来
早割など事前に購入すると割安になったり
フライトの時間により料金が違ったりと
航空運賃が下がっていきます
今ではピーチに代表されるLCC格安航空会社が登場
関空⇔札幌間が8千円なんて時代となりました

羽田空港・東京国際空港も年々就航本数が増加
滑走路を増やして国際線の乗り入れも復活させて
利用客の年々増加，東京モノレールも順調に成長していきます
また大井競馬場前、流通センターなどの途中駅も整備し
施設への通勤路線の側面もありました

しかし空港アクセスを独占していた東京モノレールに
強敵が登場　真っ向勝負を仕掛けてきました
その名は　京急！京浜急行電鉄が
京急蒲田から羽田空港のターミナル地下まで路線を伸ばし
品川から、横浜から直通列車を運転するようになりました
これで形勢が逆転
京急の乗客輸送人員がモノレールを越えることになりました
京急は品川から先　都営地下鉄浅草線に乗り入れており
新橋や東銀座、浅草へも乗り換えなしで
またその先　押上から京成線に乗り入れて
成田空港に直通する列車もあります

年々スピードを上げて品川から京急蒲田停車のみの空港特快
品川駅から次々と出発していきます

東京モノレールも新型車両を導入
快速運転の実施など色々なことをやってきましたが
いかんせん都心の乗り場が浜松町
必ず乗り換えなければなりません
ちなみに現在東京モノレールはJR東日本の関連会社です

ここにきて2回目の東京オリンピック開催をにらんだ計画が発表され
浜松町から山手線の上に軌道を建設し東京駅まで延長するというもの
実現すれば利便性は格段にアップし乗客アップは間違いありません

しかし山手線の線路の上に設置する軌道の工事は難しいだろうし
東京駅にどのように接続させるのか？
また親会社のJR東日本自身が東京駅から羽田空港まで
現在　田町から分岐して廃止になっている東京臨海線の跡地を利用し
途中からトンネルで空港ターミナルの地下に乗り入れようと表明

モノレールもJR東日本も実現するかは　はなはだ疑問ですが
非常に夢のある話がではありますね！